2009/09/18

旧吉田屋酒店『引戸庵』プロセス

こんにちは。順調に制作がすすんでいますが。
先を見ると同時に、過去を振り返ってみよう!という思いつき。というかまとめとして。

旧吉田屋酒店『引戸庵』案の変遷をふりかえってっみようと思います。
まず、最初にあったのがこれ
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通称ドア案!町中からドアを集めてきて。ドアの回転と空間が一体となったような場をつくりだそうと言う意図でしたが。敷地がアスファルトで基礎(回転の芯)があまりうまくいけなそうとのことで

ある意味大きな路線変更となる引き戸を使ったあんになりました。
まずはその中でも。中央の部屋のような場所と、敷地のそれぞれの場所によりそった部屋のような場をつくりだす
通称 部屋案!!
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かなりの長い間工法の検討含めこれで行くかと思われていたのですが。
それぞれの壁を自立させるためには邪魔な部材が大きく入ってくる、や引き戸を動かしてもらってもその動きは、通常の部屋と同じような、ある程度予測できる範囲内でしか動かないというわけで。


その過程で、期間中に一度撤収しなくてはならない!なんていう事も懸念され。建具一対ごとに自立するユニット案が一度でで。
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最終的に通常のへやより狭い1、8mの間隔で引き戸が並ぶ現在の形となりました。
これは構造的にもあるのですが。 その狭い引き戸の間隔が人の手によって動かされていくことで。
予想もできない動きがうまれ。また、ほんの少しのうごきだけで、その場を形作る輪郭が変化し。単純でいて、より大きな効果が期待できます。 

というと大げさすぎるかもしれませんが。
単純に言うとシンプルイズベスト。 よけいなものがそぎ落とされ。よりその構成が素直に見えるようになっただけかもしれませんが。

というわけで。次回最終案コンセプト。 

構造説明編をこうご期待!!!
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現在

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